クーラントノズルにはどのような種類があるの
クーラントノズルにはどのような種類があるの
切削用クーラントノズルには、大きく固定型とフレキ型があります。
固定型とは、短いパイプを曲げた形状で固定されているものであり、
主に高圧のエアーを出したり、ミスト状に噴霧するものです。
切り屑を吹き飛ばしたり洗い流したりする用途に使われることが多いです。
一方でフレキ型とは、長いノズルで自由に位置が変えられるものであり、
ドリルが当たる位置を狙って、クーラント液を吐水口から一気に流れ出すことで
摩擦熱を冷却し加工面の品質を向上させる用途に使われることが多いです。
フレキ型のノズルにも種類がある
特にフレキ型のフレキシブルクーラントノズルには、
樹脂製のパーツをはめ込んでいくセグメント方式(組立式)と
金属の板を螺旋形に巻き込んでいくラセン管を使用したものに分けられます。
また、金属製のパーツをはめ込んでいく方式(組立式)のものもあります。
ラセン管を使用したものは、
鉄製のスタンドフレキパイプを使用したものと、
ステンレス製のインターロックフレキを使用したものがあります
スタンドフレキパイプというのは、
マイクロホンや照明器具に使用されるフレキスタンドに使用されているフレキです。
これをノズルとしてそのまま使っていることになります。
ステンレス製クーラントノズルの特長
ステンレス製のインターロックフレキは、もともと流体輸送用フレキですが
保持力が弱い(柔らかい)ためそのままではノズルとして使用は難しいです。
Sノズルは、インターロックフレキと形状保持性のあるインナーパイプを
組み合わせることにより、クーラントノズルとして使用することが可能になりました。
軽量で保持力があり、さらに長寿命を実現することができたのが「Sノズル」です。