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金属製クーラントノズルは小さく曲がらない、を解消

    フレキシブルクーラントノズルの種類

マシニングやNC旋盤などの切削マシンに必ずついているクーラントノズル

   中でも工具の近くまで寄せてピンポイントに吐出させるのが、

   フレキシブルクーラントノズルといい、多種多様なものが存在しています。

   プラスチック(ポリアセタール)製のはめ込み式のノズル(青色やオレンジ色)

   が主流ですが、中には金属のラセン管を使用したものもあります。

 

   ■ 金属製クーラントノズルは小さく曲がらないのが欠点

金属製のラセン管を使用したものは、頑丈で高圧でも位置ずれが少なく良いのですが、
一方でプラスチック製のように小さく曲がらないから使いにくいという声もあります。

 確かに、曲げ半径からいえば倍くらい大きくなってしまうのではないでしょうか?

狭いスペースで設置しなければならない場合、使えないケースもあり、

これは金属製クーラントノズルの大きな欠点と言えるでしょう。

 

    欠点を補うための対策、手法

小さく曲がらないという欠点を持つ金属製クーラントノズルですが、
ショーワインダストリー製のSノズルであれば、
オプションパーツを取付けることでその欠点を補うことができます。

 まず先端の吐出口にアングルタイプを採用します。
90°アングルと45°アングルの2種類があります。

   また、根元に取付けるアングルアダプターもあります。
こちらも90°と45°が用意してあります。

この根元アングルアダプターは中間で分割できる構造になっており、

取付ける際も最後に袋ナット部を回して締め込めば、
ノズル全体を回さなくても取付ることができます。

 さらに、この袋ナットをゆるめることで、
工具の調整や機内計測の際にノズルを簡単に方向転換することが可能となり、
その後また同じ位置に戻すことがたいへん容易になります。

   マイナスを見直してプラスに変える

これらのアダプターを使用することで、狭い場所であっても
強靭な金属製のクーラントノズルを使用することが可能となります。

 なおかつ、前述のような調整時にも便利に使用することができるようになります。

 これまで欠点とされてきた部分を見直すことによって、
さらに利便性の高い製品へと進化することができました。

 

まさに短所が転じて福となす

これからもへこたれずに努力してまいります。